翻訳と辞書
Words near each other
・ 蝅
・ 蝆
・ 蝇
・ 蝈
・ 蝉
・ 蝉 semi
・ 蝉しぐれ
・ 蝉の会
・ 蝉トンネル
・ 蝉丸
蝉丸 (能)
・ 蝉丸P
・ 蝉丸神社
・ 蝉吟
・ 蝉堰
・ 蝉川夏哉
・ 蝉時雨
・ 蝉時雨 (ロックバンド)
・ 蝉時雨 (五木ひろしの曲)
・ 蝉祭りの島


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

蝉丸 (能) : ウィキペディア日本語版
蝉丸 (能)[せみまる]
蝉丸(せみまる)は、の演目のひとつ。盲目の皇子「蝉丸」が山に捨てられ、哀しみの中で琵琶を弾いていると、狂人となった姉が現れ、二人の身の不幸を嘆き合う話。因果応報や姉弟の情、与えられた運命に従う悲しくも美しい姿を名文句で謳い上げる〔(博文館, 1919) 〕。高貴な姿から一変する様子や、二人が掛け合いで別れを惜しみ合う場面など、涙を誘うドラマティックな演出が見どころ。四番目物五番立てと呼ばれる正式な演能の際に四番目に上演される曲で、亡霊などが主役になるもの)、狂乱物と呼ばれるジャンルの一作。世阿弥の作と言われる。
== あらすじ ==
醍醐天皇(延喜帝)は、盲目の第四皇子・蝉丸を逢坂山に捨て、出家させよと臣下の藤原清貫に命じる。清貫は嘆くが、蝉丸は、わが身の後世を思えばこその帝のお考えであろう、と承諾する。清貫の手により蝉丸は髪を落とし、蓑、笠、杖を受け取り、ひとり山に残る。源博雅が様子を見に訪れ、蝉丸の住まいにと藁屋を用意する。
一方、天皇の第三子であり、蝉丸の姉である逆髪(さかがみ)は、生まれつき逆立った髪をもち、その苦悩から狂人となり、浮浪者となっていた。ある日、山の藁屋から琵琶の音が聞こえ、訪ねてみると、それは弟の蝉丸であった。二人は我が身の不幸な境遇を語り合い、慰め合う。しかし、それぞれ授けられた運命に従い、涙ながらに再び別れの時を迎える。〔The能.com〕〔近藤正一著 (博文館, 1914)

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「蝉丸 (能)」の詳細全文を読む



スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.